勉強をすることがストレスになって吐き気がする。
こんにちは。
受験を控えているお子様をお持ちの親御さんや
そのお子様がいらっしゃいましたら、まずその
ストレスがどのぐらいのものか、しっかりと
判断している必要があります。
受験ストレスの症状を見逃してはいけません。
放置していたら、いくら勉強しても成績は上
がっていきません。
それどころか、「受験うつ」という症状に陥っ
ている場合は、勉強をすればするほど、逆に
成績は下がってしまうのです。
大切なのは、合格に導いてくれる「良性のストレ
ス」と「悪性のストレス」を見極めることです。
ストレスというものは良くないものだが、受験生
なのだから仕方がないのではないか?
あなたは、そう思っていませんか?
これは、2つの意味で間違っています。
「受験ストレス」の中には、合格に結びつく良性
のストレスもあります。
その一方で、記憶の中枢である海馬に重大なダメ
ージを与え、深刻な得点能力の低下につながる
危険な悪性のストレスも少なくありません。
この場合は、緊急の対処が必要で、手遅れになる
と脳に取り返しのつかない機能低下をもたらします。
「受験ストレス」を甘く見ず、まずは、危険な
ストレスが生み出す症状に気づくことが、合格への
第一歩です。
では、その症状をチェックするにはどうしたら
いのでしょうか?
そのチェックする項目はこちらになります。
①勉強していると体がだるくなる。
②首筋や肩がこって仕方がない。
③頭痛がする。
④息がつまって胸苦しいことがある。
⑤喉の奥に何かがつまっている気がする。
⑥気分が落ち込んだり、ふさぎこんだりする。
⑦好きな音楽を聴いても楽しくない。
⑧食事がすすまず、味がしない。
⑨休憩中も、楽しいことは何もない。
⑩午前中、特に勉強する気力がわかない。
⑪好きな科目の勉強でも、熱中できない。
⑫なかなか寝付くことができない。
⑬勉強中、騒音が気になる。
⑭答案にケアレスミスが多い。
⑮勉強の能率が上がらず、どの科目を勉強するのもおっくう。
⑯極度のスランプに何度も陥ってしまう。
⑰勉強中心の自分の人生がつまらなく感じる。
⑱もともとは勉強熱心で几帳面だった。
〇該当する項目がゼロの方
受験ストレスについては、今のところ、
問題はありません。
ただし、受験勉強を行っていると、ス
トレスは常に変化します。
2週間に1度くらいのペースで再確認
してください。
〇該当するのが1項目から3項目の方
深刻な問題が懸念される状況ではあり
ません。
ただし、合格を勝ち取る上で、受験ス
トレスのコントロールに努力が必要です。
〇該当するのが4項目から6項目の方
合格を勝ち取る上で、受験ストレスが
大きな障害になりうる状況です。
また、「受験うつ」に陥っている可能性
も懸念されます。
〇該当するのが7項目以上の方
単なる受験ストレスではなく、「受験うつ」
に陥っている危険性が強く懸念されます。
専門の検査と適切な治療が必要です。
吐き気なども毎回起こっているような状況
でしたら、それは受験うつの可能性もあり
ますので、医師の診察が必要と思います。
こういった症状に悩まされずに、勉強して
いけるといいですね。